先日、XMLコンソーシアムの分科会である、「XMLDB部会」に参加してきた。こちらは正式な部会として立ち上がってきてから2回目の開催なのだが、私は初参加。様々なベンダーの方々などが集い、総勢50名ほど、という盛況ぶり。
そこでは具体的なXMLDBの研究ということで、IBMのDB2が取り上げられていたのだが、それを聞いていて、思わず「う~ん」とうなってしまった。
というのも、たとえばDB2がまともに「XMLDBだ」というのであれば、そもそもXMLDBの定義って、一体何だろう?と考えさせられざるをえないから、である。
そもそも、DB2しかり、オラクルしかり、これってご存知の通り、そもそもRDBなのだが、このところのXMLブームを追いかけるかの如く、機能拡張をした結果、
「本来のRDBに、機能拡張し、XML対応しました」
というのが実際のところ。
つまり、上記の製品群は「RDBとXMLDBのハイブリッドタイプ」と謳っているが、それは単なるマーケティングメッセージであり、実際のところは
「RDB+XMLオプション」
なのである。
というわけで・・・われわれサイバーテックは、XML専用データベースベンダーとして、この「XMLDB」という言葉の意味をしっかりと考え、咀嚼し、伝える必要がある、と、あらためて実感した