サイバーテック社長ブログ

2011年8月 Archives

前回渡航した「セブ島なう+マニラなう」から帰ってきた翌々日から、息つく暇もなく、実はMIJS(Made In Japan Software Consortium)のプレゼンテーション合宿に参加していた。

完全な言い訳かもしれないが、実は私、理系人間であり、人を感動の渦に巻き込むようなプレゼンテーションはとっても苦手分野・・・あれ、やっぱり言い訳?

一般的に短所を修正するのと長所を伸ばすのであれば、長所を伸ばしたほうが効果的、というのはよく言われる言葉。しかしながら、大きな短所であれば、ビギナーズラックよろしく少ない労力でかなりの補正が効くのでは、と思い、今回のプレゼンテーション合宿に参加した。講師はインフォテリアの平野さん。

合宿では事前に自分のプレゼンテーションをビデオ撮りして、それを皆で見るところから始まったのだが、平野さんに指摘されたこと・・・それは、やたら「え~」が多い。確かに言われてから気付いたのだが、確かに多い多い。赤面ものである。

というわけで、その合宿で頂いた不名誉な冠は『「え~」キング』。

ちなみに「え~」を防ぐための基本的な方法は、以下の通りらしい。
・言いそうになったら黙る(言葉を飲み込むイメージ)
・早口で話さず、ゆっくりと言葉を短く切って話す。

翌日は朝から平野さんの講義があり、それをふまえた上で再度プレゼン。
「え~キング」の「え~」は若干減少したようだが、その日に完治するわけはなく、上記のようなサジェッションを受けてからの後が大切!

具体的に取り組んだのは、毎週月曜日に実施している朝礼を使うこと。毎週プレゼンテーションではなくスピーチを行っているのだが、効果は一緒とのことなので、極力「え~」が出ないように意識しながら行うことにした。むろん朝礼とは別に、それ以降のプレゼンテーションでは、特に意識をそこに集中させた。また、時折会議でも意識してみたり・・・

そして8月3日に開催された全体会議。今までは全体会議の様子をビデオ撮りしたことなどなかったのだが、今回初の試みとして、当日は自宅からビデオカメラを持参し、ヨドバシカメラに三脚を調達しに行って設置。そして撮影したものを自宅で見てみた。結果は「え~」は減っていた!しかしながら、そもそも予定時間をオーバーした熱弁だったため、別の課題が発生?(^^;

その後、8月5日にあった、孫さんと堀さんの「公開討論会」に参加。内容も興味があったのだが、一番の目的は、孫さんのプレゼンテーションを肌で感じたかったから。孫さんの「ゆっくりと語りかけるようなプレゼンテーション」は、圧倒的な説得力だ(詳細は前回のブログにて)

会社の代表をやっていると、切っても切り離せないプレゼンテーション。多くの人があこがれる、スティーブ・ジョブスの「神のプレゼン」に一歩でも近づけるよう、今後も精進してゆきたい。機会があればスティーブ・ジョブスのプレゼンを生で体験してみたいものだ。
先週8月5日(金)、ソフトバンク孫さんとグロービス堀さんの「公開討論会」に参加。

原発の賛成・反対や「政商」云々もむろん興味の対象だが、一番興味があったのは、孫さんのプレゼンテーション力を間近に感じることができる、ということ。ちなみに今まで直接孫さんの話を聞いたのが2回。1回目はビットバレーの最終回。2回目はEO例会のゲストで来場頂いたとき。

今回はTwitterの応酬があって、その結果「公開討論会」が開催されることになったようだが、そもそもの参加理由がそんな感じだったので、過去のやりとりをなんとなく理解している状態で参加した。

会場では、しっかり理論武装している堀さんに対して、情や正論をぶつけてくる孫さん・・・というのが大方の感想だったかもしれない。ただ、私見だが、本質としては「事業家としての孫さん」「国家を憂う堀さん」という風に私は感じた。

本題に戻ると、孫さんのプレゼンテーションで感じたこと。
・ゆっくり、はっきりとした口調
・声の抑揚がある(語る箇所と、熱をこめる箇所)
・間の取り方がうまい(沈黙のタイミングがある)
・わかりやすい単語
・枠組みを設けず、絶えずワイドな表現(「倒れるまでやる」etc.)
繰り返しになるが、鉄塔周辺の電磁波問題・・・等々、討論の内容はともかく、孫さんのプレゼンテーション力はすごかった。

◎おまけ
孫さんの帰り際を激写。おつかれさまでした。

孫正義

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