このところ私にとって仕事量が多いものが「コンテンツ作成」である。
具体的にはカタログやWeb、PPTなどのシナリオや構成、絵を考えたりしているのだが、私はクリエイターではないので、デザイン等は社内のスタッフにオマカセしている。
では何故そういった仕事が多いのか、といえば、先日プレスリリースした新事業である「ハイブリッド派遣」が関係している。サービス自体のコンテンツ作成もむろんのこと、それに伴う会社概要の修正や、その他ちょこちょこした影響範囲が意外にも広範に及ぶのである。
ちなみに、この「ハイブリッド派遣」は、私が年末年始に構想した新サービスである。元々はHTMLコーディングから始まり、画像レタッチやデータ変換などを、フィリピン・セブ島で行う「ITアウトソーシングサービス」がコスト削減の流れに乗り、自然と受注が増えてきつつあった。このサービスを本格的に1つの事業として展開しよう、という決断を年末年始に実施し、色々と作戦を考えてきた。
そういった経緯から、一体どんなサービスなのか?という構想は私の頭の中にしか無い。従ってスタート時点では、私以外のメンバーは
「ハイブリッド派遣って何?」
ということになる。それを社内の関係者に伝え、かつ社外に情報発信をする、というアクションは私がやったほうが一番効率的なのである。
ただ、社内に伝えるのは私がやるとしても、社外向けのメッセージや資料等は他の人に任せて、例えば私はトップセールスをした方が良いのでは?という意見もあるかもしれない。
むろん個別に一人ずつ話しをしてゆくことも大切であり、一つ一つのカタログやPPTが与えるインパクトはトップセールスにはかなわない。
ただ、これらは一度作成すると多くの人の目に触れるものであるため、集合体として見たら、トップセールスよりもカタログやPPT等が与えるインパクトの方が大きいと考えている。サイバーテックでは形の無いサービスを提供するわけであるから、なおさらである。ただ、あれこれ考えながら作ってゆくのもぶっちゃけ楽しい、というのも大いにあるが(笑)
ちなみに「ハイブリッド派遣」とは、お客様の業務を派遣スタッフやSES契約等で行わせて頂く場合の長所である「お客様からの業務指示が非常に行いやすい」という点と、ラボ契約の長所である「低コスト」という点を混ぜ合わせたサービスとなる。
つまり、お客様先に常駐したサイバーテックの日本人スタッフとお客様との間で業務ニーズをやりとりさせて頂き、そのスタッフがフィリピン・セブ島にあるアウトソーシングセンターに作業指示を出し、実際の作業はフィリピン側で行わせて頂く、というサービスである。
特徴として、「日本品質・フィリピン価格」というコストメリットが活かせることや、お客様からの業務指示が容易であるだけではなく、英語が公用語であるフィリピンのアウトソーシングセンターと連携するので、例えば英語版のWebを立ち上げたい、といった英語に関するご要望にもスムーズにご対応可能、というのがもうひとつのウリとなる。
ではなぜ「ハイブリッド」なのか?
ハイブリッド車、例えばプリウスは、「内燃機関」と「モーター」というそれぞれ異質の2つを混ぜ合わせることにより、高い燃費効率と静粛性を実現している。今回のサービスは、「派遣」と「ラボ契約」というそれぞれの長所のみをミックスしたサービスであるため「ハイブリッド派遣」という名称にしている。ただしサービス名はいまいち納得出来ておらず、どちらかというとプレスリリースのタイミングに合わせて、その時に一番最善な案を選択したにすぎない。プロダクトでいうと、物は出来ているが、名称が決まらず開発コードのまま世に送り出した感じだろうか。
ちなみに、サービスをリリースしてから実際に「ITアウトソーシング」として行わせて頂いていた業務、たとえばWeb構築やFacebookアプリ・Web運営やコンテンツ移行作業・データ変換や画像レタッチ、といったご相談は色々と頂いている。それ以外にも、たとえば英語で会話した内容のテープ起こしやソーシャルゲームの英語化といった、想定外のご相談もあったりして、これはこれでナカナカ面白い。
・・・というわけで、さぁ、次はいつ皆さんとセブ島視察に行きましょうか(笑)