本日9月8日にて、当社サイバーテックは創立20周年を迎える事となりました。
皆様のお力添えにより、ここまでサイバーテックが続いたことに深く感謝している次第です。
本当に右も左も分からない状況で、吉祥寺のアパートからスタートしましたが、IT業界だからこそ、経営のプロでもない私でも、ここまで続いたのかなと感じています。
ふりかえると、創業してから10年目は変化に富んだ出来事が色々とあった感じがするのですが、10年目から20年目の間は変化に乏しい10年だった感がしています。
そのような中、当社の看板でもある「海外オフショア」ですが、実は約15年携わっています。
弊社のオフショアに関するイメージは「フィリピン セブ島」ではないかと思いますが、実はオフショアを志向した出発点は、セブ島でもなく、フィリピンでもなく、中国の上海でした。
そのようなお話や、よく聞かれる「なぜフィリピン?」「なぜセブ島?」といった事まで、ちょっと大げさですが、海外オフショアに携わってきた歴史の集大成として、今回全15話にまとめました。宜しければご覧ください。
▼フィリピンでのオフショア開発~受託開発からラボ型開発まで
https://www.cybertech.co.jp/ito/article/reason_offshore/
さて、変化のスピードが速いといわれているIT業界ですが、サイバーテック設立30周年を迎える2028年は果たしてどうなっているでしょうか?
ご存じの方もおられるかもしれませんが、弊社は現在とあるAI分野に首を突っ込んでいます。その世界で語られるのは、2045年に来るといわれている「シンギュラリティ(技術的特異点)」。私が書斎代わりにしているデスクの隣にも、このような画像を貼りつけて日々眺めています。幼稚園児と小学生の娘たちに当初は「なにこれ?」とよく聞かれましたが、何度もお話をして、ようやく分かってもらったようです。
一つだけいえることは、IT業界のトレンドはどう転ぶか分からない、ということ。深層学習(ディープラーニング)に登場する、ニューロンという概念は昔からあったけれども、計算処理能力に限界があったので「使い物にならない」と放置されていたテクノロジです。それが今は少しずつではありますが、実用化されてきています。
我々が携わってきたXML自体、1998年2月10日に勧告されてから、一足早く20周年を迎えています。それらを管理するデータベースエンジンである「XMLデータベース」に関して、「遅い」というイメージがつきまとっていましたが、今やハードウェアやIaaSの能力向上に伴い、そういった懸念事項を聞くこともなくなり、ディープラーニングと同様、再評価されつつあります。
レースの世界に例えると、前が詰まってきたので、予定よりも早めにピットインして前を開けたので、フレッシュタイヤで最速ラップを刻んでいる最中、といった感じでしょうか。
次のサイバーテック創立30周年、そして来るべきシンギュラリティに向けて、絶えず変化しながら、専門特化したITを皆さまにご提供することにより、文明社会の発展に寄与し、従業員および関係者の物心両面を豊かにすることを目指します。