引き続き20周年ネタで恐縮ですが、ちょうど良い機会かと思い・・・
法定保存期間を過ぎた状態でも、創業からの決算書を保管している方は多いかと思います(私も保存しています)。それにくわえ、毎年購入する手帳を、創業時から日記替わりにずっと保管しています。
イマドキの予定管理は、いつでも手元のスマートフォンやタブレットで確認できるように、グループウェアや、Googleカレンダーなどに集約させておくスタイルでしょう。Webブラウザの進歩や、スマホアプリの普及も伴い、かなりリッチなインターフェイスで表現できるようになりました。それらのサービスを活用することで、社内の情報共有も可能となり、非常に便利なのですが、20年前はそのようなものは存在しませんでした。ザウルスなどの電子手帳やパームトップといったデバイスもありましたが、単に個人の予定を管理するだけのものであり、社内情報共有まで出来るものではなく、なにより高価で手が出ませんでした。したがって手書きの手帳が昔は非常に大事であり、これを無くすと、来週・来月に誰とどこでどんな予定があるか、という情報が消滅してしまう、という大事なものでした。
ちなみにサイバーテックでは、「デスクネッツ」というグループウェアを、本社でもフィリピン セブ島の拠点でも利用しています。本社側では在宅スタッフとの予定調整にも活用していますし、英語メニューもあり、かつローカル時間を設定しておけば、時差も吸収してくれるため、本社とセブITアウトソーシングセンター間の情報共有にも、大変重宝しています。
そうすると、手帳はもはや「無用の長物」となるかもしれませんが、私はグループウェアと手帳を併用して使っています。スマホやタブレットの電池が切れた時に予定が確認できる、というバックアップ要素もありますが、仕事の予定とは別に、プライベートな日記代わりに手帳を活用しています。例えば私が参加するかどうかはさておき、いつ、どのようなファミリーイベントがある、といった具合にです。通常社内のグループウェアなどにそういった予定は書かないかと思いますが、手帳には仕事の予定とファミリー・個人の予定など全て記入しているので、カンタンな日記がわりになります。
ちなみに写真にある手帳達ですが、創業から20周年なので、20冊あるはずですが、実は2011年の1冊分がありません。2011年11月に上海に行った際、白酒(パイチュウ)をたっぷり飲まされた挙句、完全に記憶が無くなり、そのあとホテルまでのタクシーに一人で乗せられた(らしい)のですが、その中でどうも手帳を落としてきたらしいのです。タクシー代をどのように支払ったのか全く記憶にないのですが・・・(幸い、財布は無事でした)。
そのような手帳は財布と同じぐらい非常に大事なものでしたので、手帳のポケットに免許証なども入れていましたが、それらも全て無くなりました。免許証は再発行してもらえれば良いですが、2011年の日記は消え去ってしまいました。
当時から既にグループウェアとして「デスクネッツ」を導入していたので、手帳の代わりとして、2011年の一年分、12ヶ月分のグループウェアの情報を印刷して保存することにしました。なので、2011年の手帳は、印刷したA4の紙12枚、ということになります。仕事上の予定は分かるので、業務に支障は出ませんでしたが、2011年のプライベートなプチ日記は消えてしまいました。ITによる社会貢献を目指すサイバーテックですが、こればっかりはどうにもなりません。
仕事も、プライベートも、いつかは手帳を使わないスタイルに移行しようと考えていますが、スマートフォンやタブレットがもう少し電池の持ちが良くなれば良いのですけれどね。せめてフルに使って一日持つぐらいには・・・