今年は、新型コロナウィルスに尽きる一年でした。比較的影響が少ないIT業界に身を置く私から見ても、周りの環境は色々と変わりました。どちらかというと会社よりもプライベートの方が変化は大きかったように感じます。それだけに、業界や業態によっては、大きな影響を受けたと思います。
新型コロナの流行が始まってから、流行が予想される冬があっという間に来たという感じがします。冬の寒い間は、どうしても密室になる傾向が高く、毎年流行するインフルエンザと同じく、新型コロナウィルスの流行が再拡大するのではないかと思っていましたが、日本はいよいよ第三波が来ました。サイバーテック本社がある渋谷近辺は、GOTOキャンペーンが始まった10月あたりから徐々に人が増えはじめ、12月に入ると、店も交通機関も、コロナ前の状況から外国人を除いたぐらい人出が増えている感じがします。
特に感じるのが、マスク疲れ?
日本は、元々花粉症が毎年流行していたこともあり、マスクをすることに対して違和感はあまり無かったからか、マスク着用が法律で義務付けられなくとも、自然とみなさん着用していたと思います。一方、義務化されていないがゆえに、普段マスクをしてなかった方々は普通の状態(=マスクをしない状態)に自然と陥っている気がします。外で静かにしているときはマスクをしているが、電話で話すときにマスクをずらして話をしたり、飲食店に入ったとたん、マスクを外してわいわい騒いだり。マスクの効能から言うと、本来からいうと全く逆なのですが、GOTOキャンペーンで一度ゆるんでしまったマインドは元には戻らないだろうな、と思います。暖かくなる春を待つ、あるいはワクチンや治療薬を待つしかなさそうです。
ちなみに、自社オフショア拠点があるフィリピンは、一時期は日本よりもひどい感染者数の増加傾向にあり、割と早い段階から激しいロックダウンが続いていました。その後、温かい気候が続く熱帯地方だからか、マスクやフェイスシールド着用が必須となったからか(マスクとフェイスシールドの両方の着用が義務付けられていて、していなければ罰金が科せられます)、現在の感染者数はまだまだ多いものの、方向としては減少傾向になっています。そのような状況もふまえ、セブITアウトソーシングセンターが関連する事業は攻めの姿勢で臨んでいます。引き合いが好調であった、Webサイト運用・運営代行のご依頼に関して、プランを整備し、新たにサブスクリプション形式のサービスとして「サブスクWeb運用」という名称で正式にサービス提供を開始します。また、現地のセブITアウトソーシングセンターでは、緊急避難的に使えるように社員寮を会社の近所に立ち上げました。コロナ禍の中ですが、採用活動も強化し、日本側やフィリピン側、日本人やフィリピン人、いずれにおいても、「ITによる社会貢献」を目指す仲間は増加傾向にあります。
あと数ヶ月、無事に過ごすことができたら、春が来てコロナも終息に向かうことを期待しつつ、年末年始を過ごしたいと思います。
少し早いですが、皆様良い新年をお迎えください!