ITアウトソーシング事例
Office文書ファイルの英訳・レイアウト調整
株式会社ネオジャパン
背景
企業向けに様々なソフトウェア製品やクラウドサービスの開発および提供を実施している、株式会社ネオジャパン(以下、同社)では、主力製品企業である、手軽に使えるグループウェアの代表格である「desknet's Neo(デスクネッツ ネオ)」を主に国内企業に向けて提供を行っている。
しかしながら、海外からの引き合いも徐々に発生しつつあり、海外展開に向けた基本となる製品紹介資料の作成が必要となった。検討の結果、まずは英語によるプレゼンテーション資料を作成することになった。
課題
単純な英訳であれば、翻訳業者が多数存在するために、翻訳単価の比較を行えば良いが、今回の翻訳対象コンテンツは図表などが多数入ったPowerPointデータであった。
日本語から英語へ翻訳した場合、どうしても文字数が増加するため、DTPデータに近い微妙なレイアウト変更などが求められ、Microsoft Officeの操作に長けていることが求められる。かつ、翻訳対象コンテンツがソフトウェア製品であり、IT業界特有の専門用語も多数入っているため、単純な英訳だけでは求めるクオリティが出せない、という課題が存在した。
サイバーテックがフィリピン セブ島でオフショア開発や、様々な制作業務を実施していたこと、また同時に英語圏であるフィリピンであるため、ネイティブレベルの英語力も有している、ということを同社はかねてから知っていた。今回の依頼内容は、ITアウトソーシングの「英訳・英語サポート」サービスにおいて、「英語 × IT」を掲げるセブITアウトソーシングセンターが得意とする領域であり、納期的にも対応可能とのことであった。また費用的にも予算内に収まりリーズナブルであったため、すぐに着手を依頼した。
今回、委託先の選定から委託まで実施頂いた、取締役 マーケティング統括部 部長 小沼様は次のように語った。
「単純な英訳ではなく、ソフトウェア製品に関する内容であり、ITの事を熟知した企業に翻訳を依頼しなければならない事は初めから想像していました。また印刷物ほどではないにせよ、英訳後の後処理に際して、微妙なレイアウト調整も必要となる事は分かっていました。通常の翻訳業者だと、テキスト抽出を行った後、受け取った英文をPowerPointに流し込み、自分で調整まで行う必要がありますが、それらの部分まで全て一括で実施頂いたので、大変助かりました。」
サイバーテックのセブITアウトソーシングセンターでは、現地の日本人ディレクターとフィリピン人担当が常にセットで英訳に取り組む。日本語から英語への翻訳は、微妙なニュアンスを意識しながら日本人が実施するが、どうしても日本語寄りの表現になることも多い。英訳時には現地日本人と専門知識を有するフィリピン人により一次英訳を行った後、さらにネイティブチェックを行っている。英語力自体に長けているフィリピン人の中でも特に英語力が高いフィリピン人によるネイティブチェックをすることにより、フィリピン人による2重のチェックを行い、高い英訳クオリティを維持している。かつ、最終納品物に求められるレイアウトチェックは日本人が行う事で、英文だけではなく資料としても高いクオリティを維持したサービスを提供することが可能となっている。
Office文書ファイルの英訳・レイアウト調整の流れは以下の通りとなる。
今回実施した英訳コンテンツは以下の通り
同社は、英語圏への展開を進めるにあたり、コンテンツの英訳だけにとどまらず、マニュアルの英訳や英語による一次サポートのアウトソーシングなども視野に入れ、「英語 × IT」の高いノウハウを有するフィリピン セブITアウトソーシングセンターを活用してゆく予定だ。
お客様プロフィール
御相談、ご質問はこちら |
サービスご案内資料や、特別資料「神は細部に宿る~アノテーションを駆使したAIシステムの精度向上」がダウンロードできます。 |
最新事例の公開情報や、イベント・セミナー情報をお届けします。 |