ホームページの更新は継続的で、事業が大きくなればなるほど作業量も増えていく傾向にあります。またホームページの更新のみならず、ITは日進月歩ですので、度重なるアップデートへの対応も必要になります。ホームページ上でのプロモーションに力を入れて取り組んでいる会社にとって、Web制作チームが常に最大のパフォーマンスを発揮できるように環境を整えることはとても重要です。行き当たりばったりで進めてしまうと小さなほころびが後に障害となることも考えられるので、先手先手で対策を講じなければなりません。
Webサイト更新作業について発生しがちな問題として以下のような事例があります。
体制を見直すタイミングとしては、上記の問題が慢性化する前に行うべきですが、もし現状このような状況が続いている場合はすぐにでも見直しを図りましょう。
もし今現在、Webサイト運用保守の体制に問題を抱えていて改善をしたいと考えている場合はまず社内の人的リソースと、作業ボリュームのバランスを精査してみましょう。
特に4つ目の項目については、内部では気づきにくいところかもしれません。新しい業務ルールが追加されればそれに伴って作業や連携方法などにも影響が出ている可能性があります。今のルーティンが最善であるという常識を一旦リセットし、「これって本当に必要な作業なの?」「この作業はこのプロセスに含められないかな?」とあらゆるWebサイト更新作業を疑問視するくらいでいいと思います。どうしても社内では洗い出しが難しいという事であれば、Web運用保守会社のコンサルタントに相談するのも一つの手です。
また現在Webサイトの更新業務をアウトソーシングしている場合は、依頼するタスク内容は適切かどうかもチェックしましょう。社内でWeb更新の対応をした方がよい仕事と、社外に保守を依頼した方がよい仕事の線引きを明確にしておくことで、以降のWebサイトの更新業務振り分けを効率化する効果も見込めます。属人化してしまっているタスクについては、当該タスクの手順書を作成するなどしてリソースの分散化を図りましょう。また現在Webサイトの更新業務を外部に委託していない場合は、社内リソース状況や今後の施策への補強を鑑みて、社内で対応を継続するか、一部を外注するかの検討を行います。
ここまでホームページ運用の課題と、問題が発生した際の業務プロセスの見直しについてお話しましたが、先述の通りWebサイト更新作業をしている当の本人は意外と改善点に気づけないことがよくあります。今のところ問題なく運用保守ができているのできっと今後も大丈夫だろうと高を括っているといざ問題が発生したときにあたふたすることになるので、この記事を読んだ「今」が見直しのタイミングだと認識していただけたら幸いに思います。またWebサイト運用を本格的に始動すると、作業量は必然的に増加していく傾向にあるので、定期的に業務プロセスの見直しが必要になります。いつ、何時でも柔軟なWeb運用を行えるようにぜひ心掛けておきたいものです。
ライター:yamachan
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