Webサイトは時に「資産」と評されることがあります。これはマンションやアパート経営で得られる家賃収入の考え方によく似ています。定期的な利益(アクセス数)を得るためには長期計画が必要ですが、不労所得に安住したり丸投げしていたりすると経営が傾いてしまう性質も似通っており、毎月多くのアクセスが見込めるホームページを物件に例えると、「新築、駅近、デザイナーズマンション」といったワードが並ぶ感じでしょうか。
しかし、両者には二次元か、三次元という決定的な違いがあります。新築物件は年月が経てば目に見えて劣化してくるので修繕やリフォームが必要になることは簡単に想像にできるかと思いますが、ホームページはデジタルなのでサーバー上に存在する限りは年月が経てどもその見た目を変えません。ここがホームページを運営する上で盲点となりやすく、「劣化が見えない=そのままでよい」という考えに陥りがちですが、これはナンセンスです。
確かに見た目の劣化はありませんが、物事に流行り廃りがあるのは必定です。ホームページのトレンドも時代の変遷とともに少しずつ変わっていきます。数年前に作った自社ホームページが既に流行にそぐわない外観になっているかもしれませんし、また、見た目だけではなく、ネット記事の構成や文体も意外と変わってきていると、私自身、数年前に最終更新されているサイトを見て気づかされたりします。
結論、Webサイトは手入れ(運用保守)をしなければその価値を維持することができないのです。
Webサイトをビジネスで活用するためには定期的な運用保守が欠かせません。しかし中小企業のWebサイトをみると、パンフレットの企業概要を掲載しているかのようなサイトが未だ多く見受けられます。
Webサイトに更新された形跡が全くない場合、ファーストインプレッションで、ユーザーに心理的な不安を与えてしまいます。名刺や看板変わりとして使っているだけなので問題無いと思われるかもしれませんが、放置すれば会社全体のマイナスイメージとなりかねません。とは言え、Webサイト運用のリソースやノウハウがなければサイトの更新どころではないでしょう。
そこで考えたいのは、Webサイトの運用保守を代行してくれるサービスです。会社情報や新着ニュースを更新する程度のライトな運用保守ならWeb運用保守会社に丸投げしても十分運用ができます。活動している雰囲気が伝わるだけで、少なくとも放置されているWebサイトではなくなるので、ユーザーの印象は改善します。このレベルの運用保守であれば、月数千円~数万円で収まると思いますので、Web運用保守サービスを知る上でも手始めに一度利用を検討するのもよいでしょう。丸投げの是非についてはこちらの記事で警鐘を鳴らしていますが、掲載情報を少し修正する程度であれば、運営方針に関わる部分ではないので、丸投げでもOKだと思います。
自社ホームページに期待する効果の上位には、「売上拡大」「新規リード獲得」「新市場開拓 」が上がりますが、多くの場合ホームページはあるけれど、期待通りのWebサイト運用が出来ていないというのが実態ではないでしょうか。
これからのデジタルマーケティング時代のニーズを的確に捉え、ユーザーの期待に応えるサービスやコンテンツを戦略的にメディア展開していく必要があります。会社のマーケティングやブランディングが関わってくると丸投げは難しくなりますが、可能な範囲でまずはライトな運用を、Web運用保守会社に相談することをおすすめします。当社でもWeb運用保守代行サービスを承りますので、ご相談はお気軽にどうぞ。
ライター:yamachan
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