本格派XMLデータベース(XML DB) 「NeoCoreEX」のアーキテクチャと技術的な特長について解説します。
「NeoCoreEX」では、XMLデータはあらかじめパースされ、DOM(Document Object Model:XMLをプログラムから操作するための標準インタフェース)形式で格納されます。パース処理については、初めて「NeoCoreEX」に格納する時のみ行われ、その後は全てDOMのままメモリ上で処理を行うことが可能であるため、検索/追加/更新/削除いずれの処理についても、バランスの取れた安定した性能を発揮します。
開発時においては、インピーダンスミスマッチ(O-Rマッピング等の本来必要が無い作業)が発生せず、オブジェクト指向設計・開発をスムーズに進めることが可能となり、開発プロジェクトにおける飛躍的な生産性の向上を実現させることが可能です。
※現在はNeoCoreシリーズに統合され、製品名が「NeoCoreEX」に変更されております。
従来のRDBでは、システム運用中にデータベースの構造(XMLタグのスキーマ)を変更しようとすると、データベース設計からやり直す必要があり、さらにそれを反映する際には必ずシステムを停止させる必要がありました。
「NeoCoreEX」では、運用中のデータベース構造の改変を自由かつ容易に行なう事を可能にしました。システムを停止することなく、運用中にダイナミックに変更することができます。このダイナミックモデリングは、データベース構造の追加・変更が日常的に発生するe-ビジネスの世界だけでなく、一般のビジネスアプリケーションの世界においても、不可欠の機能であると言えます。
分散XMLキャッシュ技術は、特許技術に基づく独自の分散型アーキテクチャで、データアクセスの高速化を実現します。従来のデータベース技術では、検索パフォーマンス向上のためにデータベース・サーバ側にのみ「キャッシュ」を持っていました。
「NeoCoreEX」では、キャッシュをデータベース・サーバではなく、アプリケーション・サーバのメモリ空間上に設け、XMLデータを「XMLキャッシュ」として配置します。これによりアプリケーション・サーバは、データベースへのアクセスをディスクI/Oなしに行うことが可能となります。また、XMLキャッシュ内のデータに関する一貫性保持についてはDBMS側で自動的に行われます。分散XMLキャッシュのメリットは以下の通りです。 (Enterprise Editionのみ対応)
※現在はNeoCoreシリーズに統合され、製品名が「NeoCoreEX」に変更されております。
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