XMLデータベース「NeoCore」に関する内容の記事が、アイティメディア株式会社が運営する、ITエキスパートの情報収集、問題解決をサポートする専門メディアサイト「@IT」に掲載されましたのでご報告いたします。
XMLデータベース製品カタログ2003~ネイティブXMLデータベース編~
ネイティブXMLデータベース概要
XMLの導入がビジネス局面で本格化している。XMLデータベースはXML活用において、重要な推進力であることは間違いない。
本連載では、XMLに対応したデータベース製品を、大きく「ネイティブXMLデータベース」「XML対応リレーショナルデータベース」に分類し、機能的な特性を中心に紹介することにする。
第1回の今回は、XMLストレージとして最も純粋で、さまざまなシステムへの適用も進んでいる「ネイティブXMLデータベース編」をお届けする。第2回では「XML対応リレーショナルデータベース編」を紹介していく予定なのでご期待いただきたい。
なぜ、ネイティブXMLデータベースなのか
端的にいうならば、「ネイティブXMLデータベース(NXDB)」とは、Well-FormedなXMLをネイティブな――XMLツリー構造をそのままの形式で格納可能なデータベースのことをいう。データベースというと、いわゆるOracleやSQL Server、DB2に代表されるようなリレーショナルデータベース(RDB)とイコールであると思われがちだが、「データベース」という言葉は、ただ単に「データを蓄積するストア」を表しているにすぎず、RDBに限定されるわけではない。RDBは「テーブルと呼ばれる2次元表ですべてのデータが格納されるため、直感的で分かりやすい」「フィールド間にリレーションを設定することで複雑なデータ構造も表現できる」という利点で、爆発的に普及した。そう、一部の人間には、「データベース=リレーショナルデータベース」という誤解を与えるほどに。
しかし、それならば、なぜいまネイティブXMLデータベースなのだろうか。本稿では、主要なNXDB製品の紹介に入るに先立って、まずはRDBでは「いけない」理由、そして、NXDBで「なければならない」理由について、簡単に紹介しておきたい。
10%の不確定要素が開発の遅延を生む
「RDBではダメである」といっても、本稿では決してRDBの時代が終わったというつもりはないし――ましてや、NXDBによってRDBが置き換えられるなどと主張するつもりも毛頭ない。ただ、RDBでは明らかに対応できない局面、あるいは、RDBで「無理に」対応していた局面があったのは事実である。
ご存じのとおり、RDBは厳密なスキーマ(構成)情報を前提とするデータベースモデルである。つまり、上流設計においてテーブル・フィールド設計が不確実なままでは、下流の実装工程を進めることはできない。仮に下流工程を強引に推し進めたとしても、頻発する(であろう)設計の変更には容易に対応できないのだ。
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