月刊DBマガジン 2009年3月号 P.90~P.102/【特集】Open Office XMLはこう使おう「MS Office+XML-DBによる文書データ統合管理と検索システムの構築」

月刊DBマガジン
2009年3月号 P.90~P.102

月刊DBマガジン 2009年3月号

弊社製品「NeoCore」評価版を使ったシステム構築例の紹介記事が、株式会社翔泳社が発行している「月刊DBマガジン 2009年3月号」に掲載されました。

この特集記事では、企業に散在する文書(設計書、マニュアル、仕様書、規定集など)をデータ活用するための方法として、「Microsoft Office Word 2007」で作ったXML形式のファイルをXMLデータベース(XML DB)に格納する「文書管理検索システム」のシステム構築の方法とサンプルを紹介しています。


特集3:Open Office XMLはこう使おう「MS Office+XML-DBによる文書データ統合管理と検索システムの構築」

WINGSプロジェクト 佐藤 治夫(著)
山田 祥寛(監修)

Microsoft Officeの最新バージョンである「Microsoft 2007 Office System」がリリースされて、2年が経過しようとしている。バージョンアップによる大きな変化の1つとして、「Office Open XML」というXMLをベースとした文書の標準フォーマットを本格的に採用した点が挙げられる。これにより、散在しているOffice文書をXMLデータとして統合的に格納/管理できるようになった。本稿では、Office Open XMLとXML-DBによるシステム構築について解説する。

Open Office XMLについて

「Microsoft 2007 Office System」(以下、Office 2007)に搭載された新機能として「Office Open XML」がある。

Office Open XMLは、Word/Excel/PowerPointなどのOffice文書を電子ファイルとして保存するためのXML、およびZIP技術をベースにしたファイルフォーマットの標準仕様である。仕様の策定はマイクロソフトを中心に進められ、2006年12月にECMAでECMA-376として、2008年4月にはISOでISO/IEC 29500として標準化された。また、2008年12月にはECMAでいくつかの修正が施されたSecond Editionが公開されている。

Open Office XMLの構成

Office Open XMLは、主に以下のMarkup Language(以下、ML)から構成される。

  • Word文書に対応したWordProcessing ML
  • Excelファイルに対応したSpreadSheet ML
  • PowerPoint文書に対応したPresentation ML
  • 図形、画像、テキストへのグラフィック効果などの描画機能に対応したDrawing ML

MLとは、文書構造を表現するための言語のことである。Office Open XMLには、そのほかにも数式を表現するOffice Math、ベクター画像のためのVML(Vector Markup Language)といったMLがある。

...続きはPDFをご覧ください。

Open Office XMLはこう使おう
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