サイバーテック通信Vol.9 導入事例で解説:XBRL+XMLデータベースで経理・財務業務の効率化

サイバーテック通信 Vol.9

導入事例で解説:XBRL+XMLデータベースで経理・財務業務の効率化

2009年5月22日
発信元:株式会社サイバーテック
https://www.cybertech.co.jp/

■CONTENTS
  • 社長室ナカムのつぶやき ~ 目には青葉 山時鳥 初松魚 ~
  • 今月のトピック(1)XML DB導入事例ご紹介:マネースクウェア・ジャパン様
  • 今月のトピック(2)「誰でもわかるXBRL」~ XBRLをやさしく解説 ~
  • 今月のトピック(3)6月開催のXML定期セミナー&イベントのご案内
  • お客様・パートナー企業様ご登場! ~ 日本総合システム株式会社様 ~
  • こてこてベンチャー社長奮闘記 歴史編 ~ EPISODE 12 COMDEX/Japan'99 ~
  • 編集後記

☆社長室ナカムのつぶやき ~ 目には青葉 山時鳥 初松魚 ~

お花見シーズンも終わり、5~7月は季節のイベントでお酒を飲む機会がめっきり少なくなりますね。これからは花火大会や、バーベキューなどでお酒を飲むことが増えてくるのではないでしょうか?

私は普段、梅酒しか飲まないのですが、おいしいおつまみには日本酒か芋焼酎の方が合うことがだんだん分かってきました(^~^)最近まではそら豆の天ぷらがお気に入りのおつまみでしたが、やっぱりこれからの季節はカツオか稚鮎のから揚げでしょうか?お酒を飲みに行って季節を感じている今日この頃です(笑)

今月のトピック(1)XML DB導入事例ご紹介:マネースクウェア・ジャパン様

資産運用のための金融商品(外国為替証拠金取引:FX)のサービス提供とコンサルティングを行うマネースクウェア・ジャパン様では、日々の取引データをXBRLに変換しXMLデータベース(XML DB)「NeoCore」にそのまま格納、経理財務部門の仕訳業務とマネジメント向けのレポート作成をシステム化、大幅な業務効率の改善に成功した。

革新的な金融サービスを支えるためには、柔軟性・拡張性に富んだシステムとデータベースが必要だった。

◎この事例の詳細こちら↓↓↓
https://www.cybertech.co.jp/xml/casestudy/finance/fi01/

今月のトピック(2)「誰でもわかるXBRL」~ XBRLをやさしく解説 ~

企業の財務情報をXML形式で記述したXBRL。金融業界の方や財務・IR関連の業務に携わっている方以外は、知らない事も多いはずです。そこで今回は、XBRL入門者向けに「XBRLの基本知識」をまとめてみました。

  • Q1:XBRLは何の略?
    XBRLは、eXtensible Business Reporting Languageの略称です。
  • Q2:XBRLは何をするためのもの?
    財務報告用の情報を作成・流通・利用するために国際的に標準化されたXMLベースの言語です。ソフトやプラットフォームに依存しないため、財務情報提供の即時性が高まり、作成される文書の品質向上、さらにはコスト削減が可能となります。
  • Q3:XBRLはどんな構成になっているの?
    XBRLは、タクソノミとインスタンスで構成されます。タクソノミは、「たな卸資産」など、財務諸表で使う勘定科目の定義やそれらの親子関係、並び順を定義した「ひな形」です。インスタンスは、「10,000」など、財務データそのものを指します。
  • Q4:XBRLを使ったシステムにはどんなものがあるの?
    東京証券取引所が提供する「TDnet」は、上場会社の開示情報等をインターネット上で閲覧可能とするシステムです。金融庁が提供する「EDINET」は、有価証券報告書等の開示書類をインターネット上で閲覧するシステムです。この他国税庁の国税電子申告システム「e-Tax」にもXBRLが使われています。
  • Q5:XBRLはどうやったら簡単に見る事ができるの?
    公開されているXBRLデータやサンプルデータが関連サイトからダウンロード出来ます。その場合専用ソフトウェアをダウンロードする必要がありますので、詳しくは各Webサイトでご確認下さい。

◎XML関連のリンク集はこちら↓↓↓
https://www.cybertech.co.jp/xml/contents/xml_link/

今月のトピック(3)6月開催のXML定期セミナー&イベントのご案内

6月12日(金)開催:ユーザ向け定例セミナー【製造業編】「営業コスト削減・販売力UP・顧客満足度UPのポイントとは?」

「営業コスト削減・販売力UP・顧客満足度UPのポイントとは?」と題した本セミナーでは、特別講師にキヤノンITソリューションズ株式会社 木村 亮 氏を迎え、商品情報をXMLデータベースで一元管理した事例を通じて、製造業における商品情報管理の重要性とシステム化のポイントを解説します。

◎セミナーの詳細・お申込みはこちら↓↓↓
https://www.cybertech.co.jp/xml/seminar/20090612.php

6月15日(月)開催:不景気に打ち勝つ!XML DBを用いて提案の差別化を図る!

「独自性のあるシステム提案をしたいがテーマや事例がわからない」...でお悩みのSIベンダの企画・営業部門の方の課題にお応えする、XML DBを活用した提案の差別化を図るためのセミナーを開催します。

◎セミナーの詳細・お申込みはこちら↓↓↓
https://www.cybertech.co.jp/xml/seminar/20090615.php

6月19日(金)開催:SEによるXML DBの用途と使い方ノウハウの全て!

アプリケーションエンジニアの視点で、XML DBの使いどころを紹介します。カタログには書かれていない新鮮な切り口で、XML DBを使ったアプリケーション開発のツボを伝授します。(特典として、XMLマスターの割引受験バウチャーを進呈します。)

◎セミナーの詳細・お申込みはこちら↓↓↓
https://www.cybertech.co.jp/xml/seminar/20090619.php

6月16日(火)・17日(水)・18日(木)開催:NeoCoreトレーニング【有償】

毎月ご好評頂いている「NeoCore入門トレーニング」。XMLデータベースの概要と操作方法を1日で学習頂けます。

さらに6月は、概要は既に知っているが、XMLデータベースを操作する際に必要不可欠な「XQuery」について勉強したい、もっと深く知りたい方のための「NeoCore応用トレーニング」を開催します。

トレーニング終了後は、カリキュラムに即した、「使える!」状態の「NeoCore」をお持ち帰り頂けます。

◎トレーニングの詳細・お申込みはこちら↓↓↓
https://www.cybertech.co.jp/xml/xmldb/neocore/xmldb-training/

☆お客様・パートナー企業様ご登場! ~ 日本総合システム株式会社 様 ~

サイバーテックのお客様やパートナー企業様にご登場頂くコーナーです。第9回目にご登場いただくのは、XMLデータベース「NeoCore」の販売パートナー、日本総合システム株式会社(NSS)営業本部の佐藤 忠信様です。

サイバーテック 小野
今回ご登場頂き、有難うございます。まずは御社の業務内容について、教えて頂けますでしょうか。

日本総合システム株式会社 佐藤様
NSSではこれまでに培ってきた技術力とノウハウをベースに、最新のコアテクノロジー、ミドルウェア、パッケージ製品等を組み合わせて、様々な業界のニーズに合致した最適なソリューションを提供しています。

それぞれの業界に特化することで、コンサルティングから提案・開発・運用のすべてに対して、質の高いサービスを展開しています。オブジェクト指向技術や最新の開発言語を駆使し、Webアプリケーションの構築、データベース、セキュリティ、データウェアハウス、GIS、分散システム構築等のNSSの強みである専門知識と技術を活かしたビジネス展開を図っています。

サイバーテック 小野
御社は早くからXMLやXMLデータベースを活用したシステムの設計開発を行っておられますが、「NeoCore」を使った構築事例について幾つかご紹介頂けますでしょうか。

日本総合システム株式会社 佐藤様
NSSでは、異なる属性を持つ様々な商品カタログ情報の統一管理を行う、XMLベースのシステムの構築を行ってきました。このような柔軟性が必要とされる商品情報管理データベースは、「NeoCore」を使っています。

サイバーテック 小野
「NeoCore」の特長としてデータ項目の追加に対して柔軟に対応できるという点が挙げられますが、これはシステムベンダとお客様双方にメリットがあることではないかと思いますが、その点についていかがお考えでしょうか?

日本総合システム株式会社 佐藤様
従来のRDBベースのWebカタログパッケージに比べ、システムの構築から運用までのコストを大幅に削減する事が可能となった点が、お客様から高い評価を頂いています。この点は、構築から運用を任せて頂いている弊社にとっても、他のシステムベンダとの差別化が図れるという点で、大きなメリットであると思います。

サイバーテック 小野
有難うございました。今後とも宜しくお願い致します。

◎日本総合システム株式会社様とのプレス発表記事はこちら↓↓↓
https://www.cybertech.co.jp/xml/press/20090217.php

☆こてこてベンチャー社長奮闘記 歴史編 ~ EPISODE 12 COMDEX/Japan'99 ~

大きな市場性を持つものは何か?

全くの思いつきだが、まだマイナーであった、Linuxサーバで動く、オープンソースのデータベース「PostgreSQL」を使った試作品(ブラウザ上でデータベース作成・テーブル作成・フィールド作成や、それにともなうフォーム画面の自動生成が可能なアプリケーション)を作った。ただ、この海のものとも山のものとも分からない、用途も分からない、名前すら付いていないソフトウェアにはどれぐらいニーズがあるのか、さっぱり分からなかった。

そのような折、飛び込みで営業の方が来た。

なぜかわからないが、コピーの飛び込み営業の方など、この吉祥寺の雑居ビルの一角にある、マンションオフィスよりも怪しい雰囲気の事務所に、よく来られた。なので、最初は「またいつものパターンか」と思いきや、どうも我々がやっている事業の概要(インターネットサービスプロバイダ+ソフトウェア開発)を事前にどこかで見て来たようだ。しかもその分野に関してもよく知っている。

というわけで「ちょっと話を聞いてみましょう」ということになり、靴をぬいで狭い事務所に上がっていただいた。

そこで提案されたのは、1999年11月9日~12日の期間、幕張メッセで開催される「COMDEX/Japan'99」という展示会へ出展しませんか、という内容であった。それは、ITに関心がある人が大勢集まる展示会であり、まさに今回の試作品を世に問うのにはふさわしいものである。

でも、どうせ高いやろな・・・

費用を聞くと、数十万円で1つのブースを借りることができる、とのこと。イメージ的には、その10倍はかかるのでは?という感覚を持っていたので、正直驚いたと共に、直感的に「頑張れば手が届く!」と思った。また、招待状がもらえたり、サイトでの告知やガイドブックへの掲載など、宣伝効果・営業効果も非常に高そうに思えた。また、名刺を直接集めることも可能であり、何より一番大きいのは、直接生の声が聞ける、ということ。

展示会への出展など、当然やったことはないが、社内で検討した結果、この試作品を出展し、本当に受け入れられるような用途は何かを探ってみよう、という話になった。

が、出展する予定企業を見ると、全て株式会社。なので、「サイバーテック有限会社」が出展しても、来場者の方に相手にされるのか?というのは非常に疑問であった。では、株式会社にすれば良いか、というと、現在の資本金が300万円の状態であるため、株式会社の必須条件である、1000万の資本金にするには、残り700万円を何とかしなければならないのだが、そんな大きなお金はどこにもない。(注:現在と異なり、当時の株式会社は最低資本金が設定されており、その額は1000万であった)

ブースを借りるだけで数十万かかり、その他カタログ作成や準備物など、色々と諸経費がかかるため、全てを足すと100万円前後の出費になるのは目に見えていた。駆け出しの会社にとっては大金で、それだけの費用をかけて、ぽつんと「サイバーテック有限会社」が出展しても、来場者に相手にされなかったら目も当てられない。さて、どうしたものか・・・

そこで、先に登場した、元ベンチャーキャピタルのOBである、S氏に相談をした。

◎EPISODE 13 へと、続く・・・

◆ 編集後記 ◆

今月はXBRLをテーマに導入事例と用語集を企画しました。先月のメルマガでご紹介した事例(データ蓄積用中間DB)に続き、XMLデータベースの特長を最大限に生かした事例です。是非参考にして下さい。

話は変わりますが、サイバーテックがフィリピンのセブ島に開発センターを立ち上げ始めたのがちょうど3年前の5月頃。何を隠そう、私はセブ開発センターの開設前にセブ島で行ったパイロット・プロジェクトにからんでおり、その頃から数えると、セブ島での取り組みもはや4年目に突入しようとしています。最近は現地に行くこともなくなりましたが、オフショア開発拠点に留まらず、様々な分野への取り組みもスタートしているセブ開発センター。こちらも是非注目して下さい。

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