業界初!XMLデータベース内蔵型の次世代XML-EDIパッケージを開発

報道関係者各位
2008年12月5日
株式会社サイバーテック
株式会社エス・エフ・アイ
業界初!XMLデータベース内蔵型の次世代XML-EDIパッケージ

エス・エフ・アイがXMLデータベース「Cyber Luxeon」を全面採用した「RiverToneシリーズ」の新版を開発、サイバーテックと販売代理店契約を締結

※株式会社エス・エフ・アイからも同内容の報道発表を実施しています。

流通業向けのPOS・SCM・基幹システムを開発・販売する株式会社エス・エフ・アイ(本社:東京都中央区代表取締役社長:石川裕道、以下エス・エフ・アイ)は、2008年12月5日、XMLおよびXMLデータベース(XML DB)のリーディングカンパニーである、株式会社サイバーテック(代表取締役社長:橋元 賢次本社:東京都千代田区、以下サイバーテック)との間で、サイバーテックが開発するXMLデータベース「Cyber Luxeon」に関する販売代理店契約を締結すると同時に、エス・エフ・アイが自社パッケージソフトウェアに同製品を組み込んだ事を発表します。

今回エス・エフ・アイが開発した、中小小売り向け発注システム「RiverTone簡単出荷」と、中小卸・メーカー向け出荷システム「RiverTone簡単出荷」の新版は、サイバーテックのXMLデータベース「Cyber Luxeon」を標準で内蔵した流通業向けの次世代XML-EDIパッケージで、流通ビジネスメッセージ標準(BMS)に対応しています。尚、XMLデータベースを標準で内蔵したEDIパッケージは業界初です。

流通業では、現在主流のJCA手順から、XMLをベースとした標準EDIへの移行が進んでいます。しかし、流通ビジネスメッセージ標準(BMS)をそのまま業務システム側で格納・再利用する事ができないため、既存システムに合わせるための「マッピング」を手作業で行う必要がありました。さらに、雑貨や化粧品などの多品種を取り扱う卸・メーカーでは、取引先や商品によって異なる帳票形式やデータフォーマットにシステムが対応できないケースが発生するなどの課題を抱えていました。

「RiverToneシリーズ」の新版では、XMLのハンドリングに特化したデータベースであるがゆえに、高い処理能力を発揮する「XMLデータベース」が全面採用されました。同ソフトウェアでは、流通ビジネスメッセージ標準(BMS)のXMLデータを、内蔵したXMLデータベース「Cyber Luxeon」に全て格納する方式を採用したため、ユーザ側で行っていたマッピング作業が一切不要となり、ユーザ側の大幅なコスト削減と業務効率化を実現しました。

さらに、「RiverToneシリーズ」では、「Cyber Luxeon」を内蔵した事によりX-Query・WebサービスなどXML技術をフルに活用、受発注データや伝票の照会機能、検索速度の大幅向上を図ることに成功しました。また、「RiverTone簡単出荷」は、導入すればすぐ流通BMSによるEDIが始められる事も大きな特長です。

今後エス・エフ・アイは、流通業におけるSCMのコンサルティングとシステム開発ノウハウを生かし、「RiverToneシリーズ」の各パッケージ製品合わせて今後1年間で約500セット販売する計画です。

サイバーテックのXMLデータベース「Cyber Luxeon」は、XMLをハンドリングすることに特化しているため、RDBでは実現不可能な水準のパフォーマンスを発揮するとともに、柔軟性と拡張性に優れたXMLデータベース製品です。今回、「Cyber Luxeon」が「RiverToneシリーズ」のデータベースとして全面採用された理由として、流通ビジネスメッセージ標準(BMS)等に代表される多様なXMLデータ・変化するXMLデータをそのまま格納する事が出来るため、リレーショナルデータベースに比べて高速に処理する事が可能である事が挙げられます。

さらに、XMLデータベースの柔軟性を最大限に生かした開発を行ったため、「RiverToneシリーズ」を開発する際のプロトタイプから設計製造までの期間を大幅に短縮する事ができた事も「Cyber Luxeon」採用の大きな要因となりました。

今後、サイバーテックは、流通業界におけるXML-EDIの普及促進を図るとともに、「Cyber Luxeon」を使った流通ビジネスメッセージ標準(BMS)のソリューション企画やシステムインテグレーションをパートナー企業と共同で展開する予定です。

関連URL

https://www.cybertech.co.jp/xml/xmldb/luxeon/
http://www.sfi-inc.co.jp/ProductInfo/nextEDI/HP_EDI.htm

※商品名称等に関する表示、記載している会社名・製品名は各社の商標または登録商標です。
<本件に関するお問合せ先>
株式会社サイバーテック 社長室 広報担当:中村
TEL:03-5577-8000 FAX:03-5577-8002

株式会社エス・エフ・アイ ビジネスソリューションシステム事業部 梶原
TEL:03-6214-1811 FAX:03-6214-1812
<株式会社サイバーテックについて>
株式会社サイバーテックは、1998年に設立されました。コンテンツ管理(CMS)・文書管理・ドキュメント管理や、複雑なデータの管理に適しているXMLデータベース(XML DB)ソフトウェア「NeoCoreXMS」、「Cyber Luxeon」の2製品の提供をはじめ、各種業界向けプロダクトの提供や受託開発を実施いたしております。2006年には、フィリピン・セブ島にオフショア開発センターを設立しました。
https://www.cybertech.co.jp/
<株式会社エス・エフ・アイについて>
株式会社エス・エフ・アイは、長年に渡り百貨店向けトータルソリューションシステムを提供すると同時に流通業標準EDIの普及のための種々の活動を行い、標準EDI製品をベースにSCMシステムなどの提供を行っています。
http://www.sfi-inc.co.jp/
<XMLデータベースについて>
XMLデータベース(XML DB)は、ネイティブXMLデータベース(NXDB)とも称されます。XMLドキュメントをそのままの形で格納し、利用することによって、従来のRDBで必要とされた、複雑なマッピング処理が不要になり、やわらかい情報管理を実現しながら、高いパフォーマンスを保つことが可能です。RDBを機能拡張し、単にデータタイプの一つとしてXMLが扱える「ハイブリッド型データベース」に関しては、やはりベースとなる設計思想がテーブル型のアーキテクチャを持っています。したがって、「複雑なXMLデータを格納する」「一度格納したデータを更新する」「項目を追加する」といった処理は、XMLデータベースと比較すると、パフォーマンス面で圧倒的に劣ります。(約50倍~100倍) また、XMLデータベース・RDBともXMLネイティブ検索を実施する際はXQueryが必要となってきますが、実際にクエリー文を書く際にも、XMLデータベースではXQuery構文のみで済むのに対して、RDBでは従来のSQLにXQueryを追加する形となり、クエリー文も膨大な量になるため、「ハイブリッド型データベース」でXMLをハンドリングすると、システムメンテナンスコストは逆に増大する傾向にあります。その他、XMLデータベースに関する様々な情報は、XMLDB.JP(https://www.xmldb.jp/)をご覧ください。

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