報道関係者各位
2011年7月7日
アイドック株式会社
株式会社サイバーテック
電子出版ソリューション「XML Publishingソリューション」を発表
アイドックとサイバーテックが電子出版分野で協業
アイドック株式会社(代表取締役社長:成井 秀樹 本社:東京都品川区、以下アイドック)と株式会社サイバーテック(代表取締役社長:橋元 賢次 本社:東京都千代田区、以下サイバーテック)は、出版社や教材制作会社を対象とした電子出版分野で協業する事を発表します。今回両社は、アイドックのデジタル著作権管理(DRM)機能を備えた電子出版ソリューション「KEYRING.NET」とサイバーテックのコンテンツ管理に最適なシェアNo.1のXMLデータベース製品「NeoCoreXMS」をベースに、電子出版に必要なコンテンツ管理システムや制作ツールの提供、配信サービスや制作支援サービスを提供するXML Publishingソリューションを共同で企画、電子出版のビジネス化やコンテンツ管理に課題を抱える出版業に向けた様々な取り組みを実施します。
背景
スマートフォンやタブレット型PCといったコンテンツを閲覧するためのデバイスの多様化と、電子書籍や電子ブック、デジタル教材といった、新たな出版ビジネスの活性化に伴い、出版社が保有するコンテンツの一元管理と、アウトプット・コンテンツを保護するニーズが高まっています。また、出版業界では、知的財産コンテンツの標準データフォーマットであるONIX(ONline Information eXchange)を使った書誌情報のデータ交換が本格化、XMLデータが電子書籍や書誌情報の管理フォーマットとして非常に重要な位置付けとなっています。
「XML Publishingソリューション」を構成する製品及びサービス
bookend |
PDF・ePUB・HTML形式のデジタルブック配信SaaS |
- 閲覧機能はマルチデバイス・マルチプラットフォーム対応
- DRM機能、ソーシャルメディア連携機能
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今日から電子出版 |
PDF形式の簡単電子出版サービス |
- ブラウザだけでDRM付電子出版を実現
- 暗号化後のコンテンツをメール添付で配信可能
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KeyringPDF |
PDF形式の著作権保護サービス |
- コンテンツの販売方法に適した複数のサービスを提供。コンテンツ管理や会員システムとの連携が可能
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NeoCoreXMS |
コンテンツ管理に最適なXMLデータベース製品 |
- 紙Web、電子書籍へとコンテンツをマルチユースしやすいXML形式のデータを一元管理。
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ITアウトソーシングサービス |
フィリピン・セブ島を拠点とする安価なアウトソーシングサービス |
- スマホ向けHTML5のコーディング代行
- 大量データの加工、変換、入力支援
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「XML Publishingソリューション」の適用分野とソリューション例
出版・教育用教材コンテンツの一元管理とワンソースマルチユースを実現する法人向けシステム及び、出力したデジタルコンテンツの配信サービスの提供。
出版社社内のONIX連携した書誌情報をはじめ、著作権情報、出版企画書など、電子出版ビジネスに必要とされる出版社の社内情報のデータベース化を実現するシステムの提供。
企業の社内報や人事採用コンテンツなど、XMLDBによるコンテンツの一元管理と、DRMによる手軽で安全性の高いデータの流通を両立したシステムの提供。
製品カタログのDTPデータから電子書籍データ(EPUB/PDF)やPC/スマホ用Webコンテンツ(HTML5)を手軽に制作するための制作者向けツール及び支援サービスの提供
今後の取り組み
両社は今後、自社の顧客に対して本製品を積極的に販売するとともに、共同セミナーなどのマーケティング活動を通じた新規顧客開拓を行い、売上の拡大を目指します。その一環として7月28日に共同セミナーを開催します。
日時:2011年7月28日(木)14:30~16:30(予定)
場所:日本出版クラブ会館 2階 小会議室
出版社・印刷・制作会社の経営者・企画担当者様に向けて、電子出版で収益を上げるために、制作コストダウンとリッチ化を両立するプラットフォームサービスを用いた、出版社のビジネス事例や制作サービスのご紹介、さらには出版の将来を見越したコンテンツデータ ベースの必要性と事例についてご紹介いたします。
セミナー申込URL:https://www.cybertech.co.jp/xml/seminar/
※商品名称等に関する表示、記載している会社名・製品名は各社の商標または登録商標です。
<本件に関するお問合せ先>
アイドック株式会社 広報担当:加集
TEL:03-5759-2055 FAX:03-3495-7191
株式会社サイバーテック 社長室 広報担当:中村
TEL:03-5577-8000 FAX:03-5577-8002
<アイドック株式会社について>
商号:アイドック株式会社
代表者:代表取締役 成井 秀樹
設立年月日:1999年7月
資本金:3,000万円
本社所在地:東京都品川区西五反田7-13-6 SDI五反田ビル10F(〒141-0031)
主な業務内容:デジタルコンテンツ向け著作権管理(DRM)システムとコンテンツ流通プラットフォームの開発とSaaSによる提供
主要取引先:日本電気株式会社、富士通株式会社、集英社、株式会社スクウェア・エニックス、株式会社東洋経済新報社、株式会社東京リーガルマインド、株式会社朝日新聞出版、株式会社パピレス、株式会社インプレスジャパン、株式会社ビットウェイ、アスペクトデジタルメディア株式会社ほか
KEYRING.NET導入サービス:100サイト以上
<KEYRING.NET™ について>
コンテンツ流通の基盤技術として、デジタル著作権管理(DRM)及びデジタルコンテンツ流通プラットフォームを提供するソリューションブランド。PDF,FLASH,ePUB,HTML,H.264,MP3などの標準フォーマットによるコンテンツ販売に必要なサービスをSaaS(Software-as-a-Service)で提供する。ワンソース、マルチユース、マルチプラットフォーム、マルチデバイスをコンセプトとする。デジタルコンテンツのDRM分野では2005年以来、100以上のサービスで採用実績があり、実質的な業界標準ソリューションとなっている。
<株式会社サイバーテックについて>
株式会社サイバーテックは、1998年に設立されました。「集める・ためる・活用する」を提供することを事業コンセプトとし、次の3事業を展開しています。
- コンテンツ管理(CMS)・文書管理・ドキュメント管理や、複雑なデータの管理に適しているXMLデータベース(XML DB)ソフトウェア「NeoCoreXMS」の提供。
- データ連携などの各種システム開発やエンジニアリングサービスの提供。
- Webインテグレーションやマルチメディアコンテンツ制作、およびHTMLコーディング・サイト運営代行・バナー制作等の各種ITアウトソーシングサービスの提供。
URL:
https://www.cybertech.co.jp/
<XMLデータベースについて>
XMLデータベース(XML DB)は、ネイティブXMLデータベース(NXDB)とも称されます。XMLドキュメントをそのままの形で格納し, 利用することによって、従来のRDBで必要とされた、複雑なマッピング処理が不要になり、やわらかい情報管理を実現しながら、高いパフォーマンスを保つことが可能です。RDBを機能拡張し、単にデータタイプの一つとしてXMLが扱える「ハイブリッド型データベース」に関しては、やはりベースとなる設計思想がテーブル型のアーキテクチャを持っています。したがって、「複雑なXMLデータを格納する」「一度格納したデータを更新する」「項目を追加する」といった処理は、XMLデータベースと比較すると、パフォーマンス面で圧倒的に劣ります。(約50倍~100倍)
また、XMLデータベース・RDBともXMLネイティブ検索を実施する際はXQueryが必要となってきますが、実際にクエリー文を書く際にも、XMLデータベースではXQuery構文のみで済むのに対して、RDBでは従来のSQLにXQueryを追加する形となり、クエリー文も膨大な量になるため、「ハイブリッド型データベース」でXMLをハンドリングすると、システムメンテナンスコストは逆に増大する傾向にあります。その他、XMLデータベースに関する様々な情報は、XMLDB.JP(
https://www.xmldb.jp/)をご覧ください。