製品自動特定機能により、製品の追加変更時に関連コンテンツの紐付けを省力化
国産XMLデータベース「Cyber Luxeon(サイバー ラクセオン)」や各種XMLソリューションを開発・販売する株式会社サイバーテック(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:橋元 賢次、以下サイバーテック)は、6月4日、XML技術を活用した、製造業向けのコンテンツ管理ソリューション「文書工房」を発表し、受注を開始したことをお知らせします。
企業内で扱うデータの爆発的な増加に加え部門間の情報共有の必要性が高まる中、大企業を中心に企業内統合コンテンツ管理システム(ECM:Enterprise Contents Management System)の導入が進んでいます。特に製造業においては、多種多様なコンテンツの管理効率化と再利用のためのシステム整備は、全社的なコスト削減に大きく貢献します。
しかし、営業・設計・製造・サポートの現場部門では、保有する図面・手順書・カタログなどの非定型コンテンツが、紙やPC、ファイルサーバ内で製品情報と紐付けがされないまま散在してしまっている、という課題を抱えています。
サイバーテックが提供する「文書工房」は、設計部門における、過去に開発した製品図面の検索・特定・入手にかかる時間を大幅に削減する事で、流用設計のリードタイム短縮を実現します。
また、営業部門においては、顧客への製品提案の際に、類似製品情報と関連文書を一度に入手できる事で、精度の高い見積とタイムリーな提案が可能となり、ビジネスの機会損失を防ぐ事ができます。さらにサポート部門における、顧客からの問合せに対する対応時間の短縮や対応品質の向上も期待できます。
「文書工房」は、以下の基本セットとオプションサービスで構成されます。
基本セットには、XML DB「Cyber Luxeon(サイバー ラクセオン)」、Webアプリケーションモジュール、システム化コンサルティング、XMLデータ設計サービスが含まれており、価格は745万円(消費税除く)を予定しています。
(※1) Sales Portal
(※2) Engineer Portal
(※3) Admin Portal
CMSやPLMパッケージのカスタマイズやフルスクラッチでのシステム開発費用と比較した場合、現場の意見を反映するためのプロトタイプで仕様を決めながら、同時並行でシステム設計が行えるため、システム開発期間の大幅短縮とコスト削減が可能です。
XMLデータベース市場が伸びる一方で、XMLの特性を最大限に活かしたアプリケーションの模索が続いている状態の中、サイバーテックでは、XMLの特性と過去の導入事例(成功例・失敗例)を分析し、部品表や構造化された半定型文書が多く存在する製造業こそが、XMLデータベース利用に最も適している分野であると判断し、この特定市場に向けたソリューションの開発に注力する運びになりました。
このようなマーケットアプローチは、従来のXMLデータベースベンダにはなく、非常にユニークな発想であると言えます。今後、サイバーテックは、国産XMLデータベースベンダーとして、「文書工房」を通じ、日本の製造業のものづくりをXML技術で支えていきます。
XML専用データベース「Cyber Luxeon」:https://www.cybertech.co.jp/xml/xmldb/luxeon/
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