製造業向けコンテンツ管理ソリューション「文書工房」を発表

報道関係者各位
2007年6月4日
株式会社サイバーテック
XML DBのサイバーテック、コストを大幅削減できる製造業向けコンテンツ管理ソリューション「文書工房」を発表、受注を開始

製品自動特定機能により、製品の追加変更時に関連コンテンツの紐付けを省力化

国産XMLデータベース「Cyber Luxeon(サイバー ラクセオン)」や各種XMLソリューションを開発・販売する株式会社サイバーテック(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:橋元 賢次、以下サイバーテック)は、6月4日、XML技術を活用した、製造業向けのコンテンツ管理ソリューション「文書工房」を発表し、受注を開始したことをお知らせします。

開発の背景

企業内で扱うデータの爆発的な増加に加え部門間の情報共有の必要性が高まる中、大企業を中心に企業内統合コンテンツ管理システム(ECM:Enterprise Contents Management System)の導入が進んでいます。特に製造業においては、多種多様なコンテンツの管理効率化と再利用のためのシステム整備は、全社的なコスト削減に大きく貢献します。

しかし、営業・設計・製造・サポートの現場部門では、保有する図面・手順書・カタログなどの非定型コンテンツが、紙やPC、ファイルサーバ内で製品情報と紐付けがされないまま散在してしまっている、という課題を抱えています。

「文書工房」が解決する課題と導入効果

サイバーテックが提供する「文書工房」は、設計部門における、過去に開発した製品図面の検索・特定・入手にかかる時間を大幅に削減する事で、流用設計のリードタイム短縮を実現します。

また、営業部門においては、顧客への製品提案の際に、類似製品情報と関連文書を一度に入手できる事で、精度の高い見積とタイムリーな提案が可能となり、ビジネスの機会損失を防ぐ事ができます。さらにサポート部門における、顧客からの問合せに対する対応時間の短縮や対応品質の向上も期待できます。

「文書工房」の機能と特長

「文書工房」は、以下の基本セットとオプションサービスで構成されます。

基本セットには、XML DB「Cyber Luxeon(サイバー ラクセオン)」、Webアプリケーションモジュール、システム化コンサルティング、XMLデータ設計サービスが含まれており、価格は745万円(消費税除く)を予定しています。

「文書工房」基本セットの内容

  • XMLデータベース「Cyber Luxeon」
    製品情報メタデータ、コンテンツ、及び両者を紐付ける為のメタデータを格納。
  • 逆引き検索機能付き SPモジュール(※1)
    営業・サポート部門が利用する検索機能を持ったWebアプリケーションモジュール。コンテンツから該当製品を特定できる「逆引き検索機能」を装備。
  • 製品自動特定機能付き EPモジュール(※2)
    設計部門が、現場で利用している図面・技術連絡書・手順書・マニュアル等をサーバに登録するためのWebアプリケーションモジュール。メタデータの組合せと関連計算による「製品自動特定機能」を搭載、製品の追加変更時に関連コンテンツの紐付けを省力化。
  • APモジュール(※3)
    ユーザ管理やログの保管等を行う、Webアプリケーションモジュール。
  • システム化コンサルティング、XMLデータ設計サービス
    ※ハードウェアやモジュールをベースとしたカスタマイズ開発は別途。

(※1) Sales Portal
(※2) Engineer Portal
(※3) Admin Portal

他システムとの優位点

CMSやPLMパッケージのカスタマイズやフルスクラッチでのシステム開発費用と比較した場合、現場の意見を反映するためのプロトタイプで仕様を決めながら、同時並行でシステム設計が行えるため、システム開発期間の大幅短縮とコスト削減が可能です。

XMLデータベースについて

XMLデータベース市場が伸びる一方で、XMLの特性を最大限に活かしたアプリケーションの模索が続いている状態の中、サイバーテックでは、XMLの特性と過去の導入事例(成功例・失敗例)を分析し、部品表や構造化された半定型文書が多く存在する製造業こそが、XMLデータベース利用に最も適している分野であると判断し、この特定市場に向けたソリューションの開発に注力する運びになりました。

このようなマーケットアプローチは、従来のXMLデータベースベンダにはなく、非常にユニークな発想であると言えます。今後、サイバーテックは、国産XMLデータベースベンダーとして、「文書工房」を通じ、日本の製造業のものづくりをXML技術で支えていきます。

関連URL

XML専用データベース「Cyber Luxeon」:https://www.cybertech.co.jp/xml/xmldb/luxeon/

※商品名称等に関する表示、記載している会社名・製品名は各社の商標または登録商標です。
<本件に関するお問合せ先>
株式会社サイバーテック 社長室 広報担当:中村
TEL:03-5577-8000 FAX:03-5577-8002
<株式会社サイバーテックについて>
株式会社サイバーテックは、1998年に設立されました。コンテンツ管理(CMS)・文書管理・ドキュメント管理や、複雑なデータの管理に適しているXMLデータベース(XML DB)ソフトウェア「NeoCore」、「Cyber Luxeon」の2製品の提供をはじめ、各種業界向けプロダクトの提供や受託開発を実施いたしております。2006年には、フィリピン・セブ島にオフショア開発センターを設立しました。
https://www.cybertech.co.jp/
<XMLデータベースについて>
XMLデータベース(XML DB)は、ネイティブXMLデータベース(NXDB)とも称されます。XMLドキュメントをそのままの形で格納し、利用することによって、従来のRDBで必要とされた、複雑なマッピング処理が不要になり、やわらかい情報管理を実現しながら、高いパフォーマンスを保つことが可能です。RDBを機能拡張し、単にデータタイプの一つとしてXMLが扱える「ハイブリッド型データベース」に関しては、やはりベースとなる設計思想がテーブル型のアーキテクチャを持っています。したがって、「複雑なXMLデータを格納する」「一度格納したデータを更新する」「項目を追加する」といった処理は、XMLデータベースと比較すると、パフォーマンス面で圧倒的に劣ります。(約50倍~100倍) また、XMLデータベース・RDBともXMLネイティブ検索を実施する際はXQueryが必要となってきますが、実際にクエリー文を書く際にも、XMLデータベースではXQuery構文のみで済むのに対して、RDBでは従来のSQLにXQueryを追加する形となり、クエリー文も膨大な量になるため、「ハイブリッド型データベース」でXMLをハンドリングすると、システムメンテナンスコストは逆に増大する傾向にあります。その他、XMLデータベースに関する様々な情報は、XMLDB.JP(https://www.xmldb.jp/)をご覧ください。

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