サイバーテックと日本SGIが協業

報道関係者各位
2008年 5月12日
株式会社サイバーテック
大量文書の管理を効率化するXML DBストレージ・ソリューションを発表

サイバーテックと日本SGI、主力製品の販売促進で協業

株式会社サイバーテック(代表取締役社長:橋元 賢次 本社:東京都千代田区、以下サイバーテック)は、サイバーテックが販売するXMLデータベース「NeoCoreXMS」と、日本SGI株式会社(代表取締役社長:佐藤 年成 本社:渋谷区恵比寿、以下日本SGI)が販売する、エンタープライズ・ゲートウエイ型NAS「ONStor ™ NAS Gataway」とを組み合わせた、拡張性・柔軟性に優れた低価格のストレージ・ソリューションを共同で開発する事を発表します。

サイバーテックの「NeoCoreXMS」は、XMLデータをスキーマレスでそのまま格納できる柔軟性・拡張性の高い「速い・カンタン・やわらかい」XML DBパッケージで、Xpriori社の特許技術DPP(Digital Pattern Processing)による高い検索性能を有します。

電子化文書の属性情報(メタ)をXML形式で記述しXML DBに格納する事で、素早く目的の文書を探し出す事ができ、さらにはそれらのメタデータを帳票作成やWebコンテンツとして再利用する事が容易にできます。「NeoCoreXMS」は、累計500社以上に導入され、国内のシェアは4年連続でNo.1を獲得している、XML DBのデファクトスタンダード製品です。

日本SGIの「ONStor ™ NAS Gataway」は、マルチベンダーのディスクアレイに対応したオープンストレージで、用途に合わせてストレージを自由に拡張できるのが最大の特長です。また、高速なデータのレプリケーション機能を備えており、手間のかからない確実なバックアップ/リストアを実現する他、ユーザ自身で操作が可能な高機能のGUIベースの運用管理コンソールを提供します。

今回のソリューションにより、内部統制下で高まる文書電子化のニーズに対して、初期費用を安く抑える事ができるだけでなく、短期間で必要なハードとミドルウエア一式を導入する事が可能となります。さらにシステム運用管理者が直面する「導入時の機器の選定・ストレージ容量の見積もり」や「文書検索の仕組みの検討」「バックアップ・リストアなどの運用管理」といった非常に煩雑な作業も、大幅に削減する事ができます。

今後、「ONStor ™ NAS Gataway」によるストレージシステムと、格納された電子文書の検索用途としてXMLデータベース「NeoCoreXMS」をプリインストールしたLinuxサーバをセットにしたソリューションパッケージを提供する予定です。

また、両社は文書電子化の必要性が高い製造業・金融・商社などを中心に共同でマーケティング活動を実施します。その第一弾として、5月14日から5月16日まで開催される「第10回データストレージEXPO」の日本SGIブースにて本ソリューションの紹介を実施します。

ストレージソリューションシステム構成図

※商品名称等に関する表示、記載している会社名・製品名は各社の商標または登録商標です。
<本件に関するお問合せ先>
株式会社サイバーテック 社長室 広報担当:中村
TEL:03-5577-8000 FAX:03-5577-8002
<株式会社サイバーテックについて>
株式会社サイバーテックは、1998年に設立されました。コンテンツ管理(CMS)・文書管理・ドキュメント管理や、複雑なデータの管理に適しているXMLデータベース(XML DB)ソフトウェア「NeoCoreXMS」、「Cyber Luxeon」の2製品の提供をはじめ、各種業界向けプロダクトの提供や受託開発を実施いたしております。2006年には、フィリピン・セブ島にオフショア開発センターを設立しました。
https://www.cybertech.co.jp/
<XMLデータベースについて>
XMLデータベース(XML DB)は、ネイティブXMLデータベース(NXDB)とも称されます。XMLドキュメントをそのままの形で格納し、利用することによって、従来のRDBで必要とされた、複雑なマッピング処理が不要になり、やわらかい情報管理を実現しながら、高いパフォーマンスを保つことが可能です。RDBを機能拡張し、単にデータタイプの一つとしてXMLが扱える「ハイブリッド型データベース」に関しては、やはりベースとなる設計思想がテーブル型のアーキテクチャを持っています。したがって、「複雑なXMLデータを格納する」「一度格納したデータを更新する」「項目を追加する」といった処理は、XMLデータベースと比較すると、パフォーマンス面で圧倒的に劣ります。(約50倍~100倍) また、XMLデータベース・RDBともXMLネイティブ検索を実施する際はXQueryが必要となってきますが、実際にクエリー文を書く際にも、XMLデータベースではXQuery構文のみで済むのに対して、RDBでは従来のSQLにXQueryを追加する形となり、クエリー文も膨大な量になるため、「ハイブリッド型データベース」でXMLをハンドリングすると、システムメンテナンスコストは逆に増大する傾向にあります。その他、XMLデータベースに関する様々な情報は、XMLDB.JP(https://www.xmldb.jp/)をご覧ください。

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