レイアウトやスタイルの変更は、編集したスタイルシートを、マニュアル作成システム「PMX」にアップロードするだけで、PDF・HTML・MS Wordのそれぞれに反映させて出力が可能です。XSLTとは異なり、簡易的なCSSを採用しているため、デザインやレイアウトの変更もお客様側で実施できますので、同一のドキュメントを一段組と二段組でそれぞれ出力する、といった事も可能です。コンディショナルによる仕向け出力にも対応しています。
コンテンツと、デザインやレイアウトを分離して管理する「ワンソース・マルチユース」を、マニュアル作成システム「PMX」では実現します。コンテンツはその構造や意味をXMLの要素や属性で表現する事で、コンテンツの部品化や再利用性を高めることができます。一方で、フォントサイズや図版の位置、段組などのデザインやレイアウトといった要素は、紙に組版出力する場合と、電子マニュアル(e-manual)で出力する場合ではそれぞれ異なったスタイルシートが選択できますので、マニュアル作成システム「PMX」では「ワンソース・マルチユース」がしっかりと実現できます。
データベース化により一元化されたワンソース・コンテンツに対して、デザインやレイアウトの情報を付与する方法として、スタイルシート(CSS)と呼ばれるWebコンテンツの表現を定義する汎用的な技術で実現しています。スタイルシートを適用する元のコンテンツデータは、「PMX」に内蔵されるXMLデータベース「NeoCore」で管理されていますが、XMLやXSLT、あるいはDITAの知識などはまったく必要ありません。
作成後のコンテンツを、マニュアル作成システム「PMX」で出力する際は、PDF・HTML・Word出力のすべての場合に対してそれぞれ独自のスタイルシートを割り当てることができるため、利用者は出力形式ごとのスタイルシートを設定し、「PMX」にアップロードするだけで出力準備が完了します。
このスタイルシートは、管理画面上からいつでも内容の確認と差替えができるため、レイアウトの微調整や修正が発生した場合でも、外部業者に発注することなく、お客様側で運用を完結させることができます。もちろん標準形式のCSSはすでに「PMX」にプリセット済ですので、導入直後からPDF・HTML・WORD全て出力することが可能であり、何もない状態からCSSを作成頂く必要はございません。弊社では多数のCSSテンプレートも用意しておりますので、ご要望に合わせたスタイルに近いCSSをご提供させて頂くことも、さらにそれらをカスタマイズさせて頂くことも可能です。
DITA用CMSやCCMS(コンポーネントCMS)をはじめとする、高機能かつ高価格帯のマニュアル用CMSは、上級者向けやヘビーユーザ向けの機能である、設定した仕向けごとにコンテンツを出しわけるコンディショナル機能を有しています。逆にリーズナブルなCMSはそれらの機能を有していない場合が大半ですが、マニュアル作成システム「PMX」では、編集担当者のスキルに合わせて様々な事が出来るように高い自由度を設けております。CSSに仕向け条件を記載頂くことで、DITAで実現されているようなコンディショナル機能を実現することが可能となります。
御相談、ご質問はこちら |
サービスご案内資料や、特別資料「マニュアル作成の効率化とコストダウンを実現するポイントとは? 」がダウンロードできます。 |
最新事例の公開情報や、イベント・セミナー情報をお届けします。 |